
広い青空の下、ピンクや白色のコスモスが、ふわふわと秋風に揺れています。
ここは、木津川市加茂町にある、恭仁宮跡。宮跡周辺の休耕田に咲き誇るコスモスは、地域の方々や小学生たちが大切に育てており、木津川市の秋を代表する、フォトジェニックスポットとして知られます。
コスモスの見ごろは、例年10月中旬~下旬ですが、2023年は今週末(~10月29日)にかけてが見ごろ♪ 広い宮跡を、コスモスを見ながらのんびり散策したり、親子でボール遊びやシャボン玉をして遊んだりするのもいいですね。
さて、「恭仁宮跡」と書いて、何と読むでしょう?
きょうじんみやあと?
きょうにんみやあと?
正解は「くにきゅうせき」! (えっ、難しい…)
そして「宮跡」と聞いて、奈良の人なら、なんとな~く思い出すのが、奈良市の「平城宮跡」ではないでしょうか?? 実は、恭仁宮跡は、平城宮跡の”next capital(次の都)”。奈良時代の西暦740年に、平城宮跡から遷都されました。
つまり、およそ1300年前、ここは日本の首都だったのです! びっくり~。

恭仁宮跡が首都だった期間は、たった4年間と超・超・超・ド短期! !なので、都のスケール(規模)も、割とコンパクトだった模様。平城宮跡のような復元建物はありません。
ですが、”何もないのが、かえって美しい”。
里山と田畑に囲まれた宮跡に立つと、その”のどかさ”にココロが癒されます。

これは恭仁宮跡にある、1300年前のお寺の礎石(※柱の土台のこと)。
今では地域の子どもたちの遊び場です(笑)。(※撮影は9月下旬です)

夕焼けに染まるコスモスも美しいです。

恭仁宮跡の詳しいことは、徒歩すぐの場所にある「くにのみや学習館」で、常時放映されているDVD映像を見るとよくわかります。
学習館では、恭仁宮の再現DVD放映のほか、発掘調査などの出土品を展示。恭仁宮跡や木津川市の各種観光パンフレットもゲットできますよ。館外(敷地内)にはトイレがあり、誰でも利用できます。

恭仁宮跡は、奈良市街地から車で30分弱。駐車場はありませんが、恭仁小学校(写真左側の木造の建物)の東側にある空きスペースに停められます。
ちなみに…最寄りのJR加茂駅からは徒歩30分ほどかかるので、車でのアクセスがおすすめです。

『ことまま』2023年11-12月号では、恭仁宮跡を含むドライブルートをご紹介しています。ぜひ、11-12ページの「日産新型セレナで秋のドライブ!」記事もご参照くださいね♡
〈2023年10月24日 協力:一般社団法人木津川市観光協会〉
【恭仁宮跡】 | |
住所 | 木津川市加茂町例幣 |
問合せ | 0774-39-8191(一般社団法人木津川市観光協会/水曜休み) |
観覧自由 | (但し、サッカーや野球などの球技、ならび火気厳禁。畑の中は立ち入り禁止) |
駐車場 | 約5台(恭仁小学校東側の空きスペース) |
【くにのみや学習館】 | |
住所 | 木津川市加茂町岡崎考28番地 |
問合せ | 0774-76-9202 |
開館時間 | 9~17時 |
入館料 | 無料 |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月4日休み |
駐車場 | あり |
ライター

-
奈良県を中心に子育てが楽しくなる情報を発信するWebマガジン『ことまま』の編集室。
Instagram: @co_to_mama
このライターの最新記事
医療・福祉2025年2月13日虫歯~しくみとリスク~
コラム2025年2月5日【療育って、なぁに】療育って特別なこと?
ピックアップ2025年2月5日【子育ては、日日是好日。】 お母さんからの相談
おでかけ2025年2月5日情報追加!【2025年】1-2月イベント情報