
歯が生える前からお口を育てて上あごの成長につなげる「赤ちゃん歯科」。学園前アップル歯科おとな・こども矯正歯科の院長 三原広吏先生に呼吸や姿勢、食生活、生活習慣など多方面からのアプローチを伺いました。
※本記事は「ことまま(2026年1・2月号)」に掲載した内容です。
育児書やSNSからの情報が溢れる今は離乳食も何をどんな風に進めればいいのか迷ってしまいますね。
従来の離乳食とは少し違った取り組みの1つをご紹介します。
BLWってなあに
BLWとは、Baby-Led Weaning(ベイビー·レッド·ウィーニング)の略で、赤ちゃんが自分で食べるものを選び、食べるペースや量を決めるイギリス発祥の離乳食の方法です。現在では多くの国で広まっています。BLWには、赤ちゃんの自尊心を高めたり、食べる能力を引き出すなどのメリットがあります。
どんなものを食べるの
BLWではドロドロしたピューレ状ではなく、赤ちゃんが手で持ちやすい形の固形物から始めます。授乳の時点で始まっているお口の発達をさらに進めてお口の筋肉を育てるためです。例えば、茹でたり蒸したりして指で簡単につぶせるくらいに硬さを調節した、にんじんやブロッコリー、さつまいもなどがおすすめです。熟したバナナなども良いですね。スティック状に切ることで、赤ちゃんの小さな手でも持ちやすくなります。拳から少しはみ出るくらいの長さに切ったものから始めましょう。
どうやって食べるの
BLWでは赤ちゃんは初めから手づかみ食べをしますが、最初は口に入れることはほとんどありません。顔を背けたり、食べ物をおもちゃにするのは当たり前の行為です。食べないからといって、従来の離乳食のように大人がスプーンでロの中に入れ込んだりすることはせず、赤ちゃん自身がそれを食べものだと気づき、自分の意思で食べるようになるのを待ちましょう。
いつから始めるの
顔の向きや授乳の仕方が赤ちゃんの姿勢に関係していますが、赤ちゃんの姿勢は歯並びや舌の動き、お口の機能に影響があると言われています。赤ちゃんの姿勢が不十分な状態で始めると窒息する危険があるだけでなく、飲み込む力が弱いので食べることが苦しくなってしまいます。体が安定してから始めましょう。
周りによく食べる赤ちゃんがいたりすると、どうしても我が子と比べてしまったり、育児書を読んだりスマホで調べたりするとますます焦ってしまうかもしれませんが、焦らなくて大丈夫です。成長のスピードはそれぞれです。〇カ月になったからと、焦って始める必要はありません。自座位※が可能になり体の状態が安定し、その子が食べ物に手を伸ばすなど、食べ物に興味をもったときが始め時です。離乳食を始める時期は歯科医院に行って診てもらい安心して始めましょう。
※自座位…自分で正しく安定してお座りできること
気をつけよう!離乳食
·ミニトマトやブドウなど丸くて小さいものは必ず縦に4等分するなど窒息のリスクがないようにする
·最初はアレルギーの不安があるナッツ類や、丸いソーセージ、おもちのような粘着性の高い食品は避けた方がよい
·塩や砂糖が多く含まれる食品や添加物が多く使用されている食品は避ける
·肉や魚にはしっかり火を通す
·1歳未満はハチミツをあたえない
ワンポイントアドバイス
助産師さんがいる歯医者さん
赤ちゃんの歯の成長やお口の機能は胎児期から始まっているので、妊娠中の生活全般がとても大切です。また、赤ちゃんが生まれてからは、母乳やミルクを飲んでくれない、離乳食を食べてくれない、夜泣きする、ハイハイが遅いなどお口の健康にも深くかかわっている色々な悩みがでてきます。
助産師はそれらのひとつひとつに丁寧に寄り添いながらサポートしてくれる存在です。どんなことでも相談してください。
学園前アップル歯科
おとなこども矯正歯科奈良市学園北1丁目9-1 パラディ南館5F
☎ 0742-51-0004
HP :https://apple-gakuenmae.com/
ライター

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奈良県を中心に子育てが楽しくなる情報を発信するWebマガジン『ことまま』の編集室。
Instagram: @co_to_mama
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