毎日、元気で、笑顔いっぱいの子育てができるように…。悩み多き子育て中のママに、先生から子育てのヒントをお伝えします。(執筆・梅田美和先生)

園生活は子どもの日常にあるもの

子どもたちが入園や進級して、新生活に慣れてきたころですね。この時期は、「みんなと遊んでいるかな」「馴染めているかな」など、子どもの様子を心配するお母さんが増えてきます。「何か楽しいことあった?」「誰と遊んだの?」とたずねても、「わからない」「何もしていない」と、あまり話さない子もいます。子どもがお話好きで、色々話してくれれば安心しますが、何も話してくれないと心配になりますよね。

そこで、お母さんたちに質問です。「今日、掃除と洗濯をした」と、日常行っていることを特別なこととして誰かに話しますか?きっと話しませんよね。実は、子どもも同様です。園生活は「日常」に近く、特別なことじゃないから話さない…ということもあるのです。聞きすぎると、余計に話さなくなる子もいます。元気に通っていれば、心配はいりませんよ。

親子で「今日の楽しかったこと」を話そう!

子どもが「もっと遊びたい!」と泣いたとき、「だ園へのお迎えや行事のときなど、子どもがたまたま一人で遊んでいるのを見かけると、「友だちはいないのかな」と心配になりますね。でも、「一人で遊んでいるからさみしい」というのは、大人の勝手な見方。たとえ一人でも、どんな遊びをしているのか、満足しているのかをしっかり見てあげることが大切です。子どもが帰ってきたときに、「元気に帰ってきてくれて嬉しい!」と声をかけ、喜んで迎えましょう。もし、子どもから話してきたら、しっかりうなずいて、聞いてあげてください。

でも、やっぱり、子どもの話を聞きたいときは、こんな工夫はいかがでしょう?お風呂や寝る前に1つだけ今日の楽しかったことをお母さんと言い合うのです。ポイントは、お母さんも話すこと!良かったことを言葉にすれば、気持ちがポジティブになり、自己肯定感も上がりますよ。

ライター

ママカフェ 梅田美和
ママカフェ 梅田美和
教育デザインラボ 石田勝紀氏ママカフェ認定ファシリテーター
学研教室指導者

お菓子とお茶で楽しくゆるーい雰囲気の中に濃い学び。ママカフェに参加しませんか?