
毎日、元気で、笑顔いっぱいの子育てができるように…。悩み多き子育て中のママに、先生から子育てのヒントをお伝えします。(執筆・梅田美和先生)
※こちらの記事は『ことまま』2026年5・6月号で掲載したものです。
相談
「おもちゃを取り上げた」「順番を抜かした」など、子ども同士の小さなトラブルが起きたときに、どのような声を掛ければいいのか分かりません。
また、けんかやトラブルのあとで、相手の子が「ごめん」と謝ってきても、子どもが納得できずにいるときは何と声を掛ければよいですか。
遊びの場でのトラブル。ママ友との関係も考えて、状況もわからないまま我が子を叱ってしまうこともあるでしょう。でも、まずは出来るだけ我が子の言い分を聞いてあげてほしいと思います。
例えば、「おもちゃを貸してあげたくない」と言ったとしても、頭ごなしに叱ったり、「貸してあげなさい」と言わず、「そうなんだね。大切なおもちゃだから貸したくないんだね。」と、子どもの気持ちに共感したうえで、使っていないおもちゃは貸してあげるよう話してあげてください。お友達には「これは、今、使っているから貸せないけれど、こっちなら使っていいよ」と、我が子の大切なおもちゃは貸せないことを説明してもよいと思います。そうすれば、お子さんは、ママが自分の大切なものを守ってくれることに安心し、使わないおもちゃは貸してあげるという優しい気持ちも芽生えるはずです。
また、トラブルのあとに「ごめん」と言われたら「いいよ」と言って仲直りするやりとりに私は以前から少し違和感を持っていました。子どもにも、ちゃんと心があります。すごく嫌な思いをしたすぐあとなのに、相手を許すことを強制されるかのように、「いいよ」と言わされたら、その子の心はどうなるでしょう。もちろん、相手を許すという寛容さも必要ですが、「いいよ」の前に、されて嫌なことをきちんと言えたら一番いいし、すぐには言えなくても、あとからママにだけでも何が嫌だったかを話せるような親子関係でいられたらいいですね。そのためにも「いいよ」と言うことを決めない方がいいように思います。
幼児期は、まだ言葉が未熟で語彙力もないため、手が出てしまうこともありますね。保護者同士で状況を共有して、子どもが自分の心に正直に気持ちを伝えられるような雰囲気の中で子育てできたらと思います。
ライター

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奈良県を中心に子育てが楽しくなる情報を発信するWebマガジン『ことまま』の編集室。
Instagram: @co_to_mama
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