~気持ちを切り替える手助けをしよう~

帝塚山大学心理学部心理学科准教授で、こころのケアセンター臨床指導員の式部先生に「療育」を受けるメリットを伺いました。

登園をしぶるときのかかわり方

朝、「行きたくない」とぐずる、玄関から動こうとしない、登園しても下駄箱で座り込んで泣く。さっきまで機嫌良く過ごしていたのに、なぜ?なにが原因?と、大人も不安になりますね。

小さい子どもの場合、うまくことばで表現できません。体調不良や睡眠不足、空腹、気圧や気温の影響など、大人からわかりづらいことが影響していることもあります。行事の多い時期だと、予定が変わったり、新しいことを覚える量や集団で行動する時間が増えたりして、子どもにとっては環境から受ける刺激の量が増えるものです。友だち同士のかかわりも増えるぶん、うまくかかわれず、不安やストレスが増えることもあります。

ママと離れたくなくてぐずったときは、子どもと同じ目線で、「そうだよね」「離れたくないよね」と、まずは共感してみましょう。そのうえで「音楽会の練習がんばってるもんね」「ちょっと疲れてるんだね」と、がんばってることや今の子どもの状態を伝えてみましょう。「わかってもらえた!」という安心感で、「やっぱり行く」と気持ちを切り替えることができるかもしれません。自分で気持ちを切り替えられたときは、たくさんほめてあげましょう。

朝の支度や登園するときの道順など何かにこだわってなかなか園に行けない場合も、こだわりが強くなるときは、少ししんどいことが増えているサインです。帰ってきたら〇〇して遊ぼうね、と好きなことや興味のあることを話しながら、気持ちを切り替える手助けができると良いですね。

心理学部心理学科准教授
臨床指導員
式部陽子先生

帝塚山大学
こころのケアセンター

奈良市学園南3丁目1-3
☎ 0742-41-4937

※こちらの記事は『ことまま』2025年11・12月号で掲載したものです。

ライター

ことまま編集室
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奈良県を中心に子育てが楽しくなる情報を発信するWebマガジン『ことまま』の編集室。
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