~できないことや苦手なことにチャレンジするときのコツ~

帝塚山大学心理学部心理学科准教授で、こころのケアセンター臨床指導員の式部先生に「療育」を受けるメリットを伺いました。
行事が多い時期の乗り越え方
運動会や音楽会など行事の練習が始まると、登園を渋ったり、練習に参加できないなどの心配が増えますね。大人には大きな変化でなくても、子どもには予定変更が重なり、覚えることや集団で待つ時間が増えるなど、小さな不安が積み重なる時期でもあります。かんしゃくやイライラが増えたり、元気がないと感じたら、子どもからの「しんどい」のサインかもしれません。
自宅でダンスや歌などの練習をすることも増えるでしょう。親子ともに、日中たくさん頑張ったあとに練習をするのは大変なことです。「今日はこれができれば花丸」の目標を作ってみましょう。「難しいところだけ、2回やってみよう」「途中、3回までは間違えてもOK」など、目標をできるだけ具体的にしてみましょう。すると、「3回やったら疲れちゃうな」「5が好きな数字だから5回は頑張るんだな」と、特性や子どもなりのできる範囲・できない範囲が見えてきます。
子どもができると、大人はうれしくなって、「じゃあもう1回」と要求してしまいがちですが、グッとこらえて約束を守ることが大切です。「できたね!」「目標達成!」「よくがんばったね」と、共に喜び合うことで、子どもは、「明日もがんばってみよう」「幼稚園でもできるかも」とい明日に希望を持つことができるようになります。
療育は、できないことや苦手なことをできるようにするだけのものではなく、できることとできないことの境目を見つけて、「練習したらできた!」「難しいことに挑戦できた!」という、自信やがんばっている自分を肯定する気持ちも育てるのですね。
※こちらの記事は『ことまま』2025年9・10月号で掲載したものです。
ライター

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奈良県を中心に子育てが楽しくなる情報を発信するWebマガジン『ことまま』の編集室。
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